調べてみよう:和ろうそく

日本で一番古くから使われていたろうそくは、ミツバチの巣から作った「蜜ろうそく」でした。
やがて、ウルシやハゼなど植物の実からしぼりとったロウから作った「和ろうそく」が使われるようになります。しかし、とても値段の高いものだったので、初めは貴族や大きな寺社などでしか使うことができませんでした。
江戸時代の後半になって、ようやくふつうの人たちも一部で使うことができるようになりました。

和ろうそくづくり

近江手作り和ろうそく「大與」職人 大西明弘氏

1 和ろうそく作り1 ナベをあたため、ハゼの実からとったロウをとかします。
2 和ろうそく作り2 和紙に灯芯(とうしん/イグサのズイ)を巻きつけて、ろうそくの芯を作ります。
3 和ろうそく作り3 芯(しん)となる棒(ぼう)にろうそくの芯を1本ずつとおします。
4 和ろうそく作り4 芯をつけた棒を、とかしたロウの中につけます。
5 和ろうそく作り5 ロウをかけながら棒をまわし、形をととのえます。
(希望の太さになるまで、この作業を何度もくりかえします)
6 和ろうそく作り6 できたろうそくを、棒から引き抜いて下地が完成です。
このあと先をけずって点灯部を出し、上がけ用のロウをかけて完成です。

 

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