柳田國男 「火の昔」 にみるあかり
| お知らせ , 博物館NEWS , 企画展 | 2014年12月06日 |
2014年10月2日(木)~平成27年3月24日(火)
明治という新時代をむかえた日本は、先進国にならった近代化の道を歩み出します。この近代化の波はあかりの世界にもおよび、欧米から伝わった石油ランプやガス灯・電灯といった新たなあかりの明るさは絶賛され、大いにもてはやされました。
明治から昭和にかけての激動の時代を生きた柳田國男は、変わりゆく生活を肌で感じながら、昭和19年(1944)人間の生活と火の関わりについての著書『火の昔』をまとめました。そして、翌年事業之日本社から刊行されたこの本の中で、古代から人間がいかに火と関わり、暮らしの中に熱やあかりを取り入れてきたかを紹介しています。
今回の展示では、『火の昔』において柳田氏が取り上げた灯火具を、氏の文章とともに紹介します。柳田氏が感じ、体験した「あかり」を身近に感じていただければ幸いです。