調べてみよう:あかりにつかった油

人類の文化がうまれる前、わたしたちの祖先は、生活の中で火をつかっていませんでした。人類は、どのようにして火をつかうことをおぼえたのでしょうか?

あるとき、木と木がこすれあったり、カミナリがおちたりして、山火事がおきました。 人びとは、この山火事の火から、火のべんりさを知り、あかりにも利用するようになったといわれます。 また、火事がおさまったあと、やけてしまった動物をたべたことから、火で料理するということを知ったと思われます。そして、動物をやくと油が出ること、そしてその油はよくもえ、あかりの燃料にもなることを知りました。 海にかこまれた日本では、イワシなどの魚の油をあかりのためにつかっていたところもありましたが、においやけむりがひどいものでした。 仏教が日本につたわってからは、植物からとった油があかりの燃料として広まりました。

昔の油の原料:クルミ・アサの実・ツバキ・ゴマ・イヌガヤ・エゴマなど

平安時代、京都の大山崎というところで、油をしぼるためのおおがかりな道具が考え出されたといわれています。この道具は、「てこの原理」をつかった「長木」というもので、おもにエゴマをしぼっていました。 江戸時代には、菜種油があかり用の油の中心になります。菜種油をしぼるには、「しめ木」という道具をつかいました。 それ以来、明治時代に石油が登場するまでの長いあいだ、菜種油は日本各地であかりの燃料としてつかわれました。

 

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